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日記と私

 建設的な意図をもち、自己と対決することを、セルフ・ディベートという。人はだれでも、良心さえあれば、セルフ・ディベートはできる。良心とは、自分の中に潜む他人のことだ。したがって、良心さえあれば、私のように当用日記でセルフ・ディベートをすることができる。
乱世の時代には、悩みの種類が多様化する。これは私の日記が証明している。戯れにイラスト風に描いた私の頭脳の中には、20〜30ぐらいの悩みが埋めつくされている。
乱世に強い人間は、意思決定の速い、忙しい人に限る。暇な人間ほど仕事が遅いのは、悩みから逃げようとするpoor decision makers だからであろう。叱られ下手であり、自分に甘い人は soft love と共に育った人。自分に厳しい人は tough love で自分と闘ってきた叱られ上手な人。
英語道であれ、ディベート道であれ、道を歩む人はtough love を選ぶべきだ。自分に対するtough loveを証明する方法は、セルフ・ディベート。やはり日記だ。

1995年発行『黒帯』より
2007年4月13日
紘道館館長 松本道弘